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決勝出場9組!
11521組の頂点に立つのは!?
決勝出場10組!
11521組の頂点に立つのは!?
※エントリー順




ガク(ガク)
川北茂澄(カワキタシゲト)
5年連続で決勝進出を決めた、今の率直なお気持ちをお聞かせ下さい。
川北茂澄(以下、川北)
ありがとうございます…本当はコンビでそろって決勝に進出したかったんですけど…。
ガク
川北単独の決勝進出インタビューじゃないから。僕もそろって決勝に進出しているんですけど。
川北
まあでも、両方落ちるよりはいいかな、ってね。なんとか首の皮一枚で残ったという感じです。
ガク
もちろん、コンビで出場して今年こそ目指すは優勝します。
川北
ね。本当はコンビで決勝に行きたかったんですけど、まぁ僕だけでも行けてればいいかなと思っています。
ガク
うん、あの、僕も決勝に進出できて嬉しいです。
今回のコピーが「漫才万歳」ですが、これまでのキャリアで「漫才をしていてよかった!」「漫才って、ええなぁ!」となった瞬間はありましたか?
川北
「漫才万歳」と思ったことは本当に最近のことなんですけど、オズワルドの伊藤がSNSで炎上した時に、“漫才やっててよかったなぁ(噛みしめながら)”と心から思いました。
ガク
(構わず)僕は、昨年のM-1ではじめて3位になりまして、やっぱり一番反響が大きかったんです。それで仕事も僅かながら増えたような気がしたので、連続で出場ははしていますけど、ちゃんと結果を残せば反響も変わるんだなって思えたことですね。
「ファイナリストの中で俺たちが一番○○だ!」。「○○」に入る言葉は?
川北
これはもう“面白さの中にある”ですね。
ガク
(質問内容の用紙を確認しながら)でも、“面白いは除く”って書いてあるよ?
川北
だったら…“面白さの中だ!”
ガク
同じこと言ってない?大丈夫?
川北
“俺たちが一番、面白さの中にあるんだ!”でお願いします。
ガク
(諦めて)…俺たちが一番、ライター泣かせだ!でお願いします。
優勝賞金1000万円の使い道は?
川北
優勝賞金は、ドンココの広告費として使い切りたいですね。
ガク
使うな、そんなことに。ドンココのためにもやらないであげて。僕は引っ越したいですね。同棲していた彼女と別れた後、いまだ同棲していた家に住んでいるので、優勝賞金で引っ越したいです。
ほかのファイナリストの中で意識しているコンビは?それはなぜ?
川北
そうっすねぇ…やっぱりどうしてもオズワルドになってくるのかな、と思いますね。
ガク
いやいや、ファイナリストにオズワルドはいないから。
川北
ん!?あ!そっか…今年は準決勝で落ちちゃったのか。
ガク
いやいや、いなかったの。今年は準々決勝で落ちちゃったの。
川北
よぉっしゃああ!(大きくガッツポーズ)漫才やってて良かったぁ!
ガク
そういう評価が下がるようなことは言うなよ…。えっと、ファイナリストの中で意識しているコンビでしたっけ?
―― そうです、そうです。
ガク
やっぱり、ずっと一緒にやってきたヤ―レンズさんとかママタルトは意識していますね。決勝の舞台を一緒に楽しくできればと思っています。
M-1グランプリ・決勝へ向けた意気込みを一言で!そして、相方にも一言!
川北
決勝へ向けた意気込みは“厳しさの中にある”……ですね。相方には“外は見えない”。
ガク
もうまったく意味がわからないですね。まあ、相方には“僕も決勝にいるんだよ”ということがなんとか分かってもらいたいところです。そして、今年の「M-1」こそは優勝したいです。



べーやん(ベーヤン)
山下ギャンブルゴリラ(ヤマシタギャンブルゴリラ)
初めての決勝進出おめでとうございます。今の率直なお気持ちは?
山下ギャンブルゴリラ(以下、山下)
もう、ほんまに嬉しいです!今まで2年連続準決勝で、ニューピアホール(NEW PIER HALL)で(観客に)ウケずに負けてきたので、「今年もウケんかったら…」っていうのが頭のどっかにあって。決勝に進出して解放されたので、「めっちゃ良かった~!」と思いました。
ベーやん
決勝は夢のまた夢やと思ってたんで、「あそこに自分たちが立てるんか」っていうのが、信じられない感じです。
―― 今、ちょっとフワフワしてますか?
ふたり
フワフワしてます(笑)。
山下
「何してんねやろ」っていう感じですね。
ベーやん
まだあんま「来たなー!」って感じじゃないですね。
山下
ここ(インタビュー場所)はどこですか?
―― M-1グランプリを作っているABCテレビの東京支社です。
山下
東京支社なんですね。大阪のABCには行ったことがあるんですけど。
ベーやん
すごくきれいなところですね。
山下
やっぱ東京はテレビ局もすごいですね(笑)。
今年のM-1のコピーは「漫才万歳」です。これまでのキャリアで「漫才していて良かったな」「漫才ってええなぁ!」と思った瞬間を教えてください。
山下
ずっとそう思ってます。何年か前まで、1日16時間ぐらいバイトしていたんで。
ベーやん
確かにね(笑)。
山下
16時間バイトして、ちょっとだけ寝て、2リットルの水だけ持って、またバイトに出かける生活をずっとしていたんで。それに比べたら、漫才でお給料もらえるようになったので、「漫才をしていて良かったなぁ」と思います。しんどい時はしんどいですけど、1日16時間バイトに比べたら楽しいです。
ベーやん
一昨年の敗者復活でやったネタで、山下さんが「生きれ!死になさんな!」というセリフを言うんですね。「あの言葉に救われました」っていうメッセージが、山下さん(のところ)にも多分いってるんですけど、セリフを言ってない僕にも来て。あのとき、「漫才でそう思う人がおるんや」って感動しました。
山下
笑かせなくても何かが伝わっているんやなって。
ベーやん
そう。すごいなと思いました。
「ファイナリストの中で俺たちが一番◯◯だ!」。◯◯には何が入るでしょうか?
山下
僕たちが一番「普通」やと思います。
ベーやん
アハハハハ!(笑)
山下
ネタも、僕らが一番日常を切り取っていると思うんですよね。わりと普通のところからテーマを探しているんで。飛び道具みたいなネタはできないんですけど、日常のね、クスッとくるような笑いは、僕らが一番できるんじゃないでしょうか。
ベーやん
あとはやっぱこんなにね、大きい声を出せる人間はいないと思うんで。山下さんの大きい声が、僕たちの一番の武器ですね。
山下
お前はデカないからな。師匠から「声が小さい」怒られるくらいやし(笑)。
ベーやん
はい。僕は小さいです。
ほかのファイナリストの中で意識しているコンビはいますか?それはなぜ?
山下
やっぱりエバース。昨年もすごくいい成績を残しているんで。その前(2023年)から一緒か。
ベーやん
そうです。
山下
僕らが初めて準決勝に行ったときからエバースも準決勝に行っていて。「M-1ツアー」も一緒にやったりしているんですけど、その中で頭ひとつ抜かれたんで、今回はなんとか追いつけ追い越せで。
ベーやん
追い越したいですね。
山下
エバースに勝てば、優勝に近づけると思います。
ベーやん
個人的にはたくろうのきむらバンドです。一緒に(ルーム)シェアしていたんで、一緒に決勝に行けることがすごく嬉しいです。それと同時に、“家族”と戦わないといけないのかという思いもあるので、意識はしています。
山下
何年、住んでた?
ベーやん
5年くらい住んでいたんで、すごくエモいけど……というところですね。
―― 準決勝後、きむらさんと言葉を交わしましたか?
ベーやん
「やっとだね」と。
―― どちらが?
ベーやん
僕が。そしたら、きむちゃん(きむらバンド)が抱きしめてきました。
―― それはエモい……!
優勝賞金1000万円の使い道は?500万円ずつ均等に分けますか?
山下
そうですね。
ベーやん
500万円ってどうやって使うんですか?
山下
お前は家族がおるし、使い道なんかいっぱいあるやん。
ベーやん
え~?あ~でも、そうですねえ、家族のために、車ですかね。えぇファミリーカーに乗り換えたいですね。
山下
僕は今、彼女と一緒に住んでるんですけど、優勝して東京進出しますとなったとしても、このまま大阪にいますとなったとしても、どっちみち引っ越し資金にしたいです。あと僕も車買いたいですね。でもあれか、東京行ったら車いらんもんな。
ベーやん
いやでも、いいんじゃないすか。車買っても。
山下
もし大阪におるってなったら、車買おうかな。
―― 東京進出となったら、ご家族は?
ベーやん
その辺はまだわかんないです。たぶん一旦は、僕だけかなっていうのは思っていますね。僕1人で住むんやったら本当にどこでもいいんで。ザコい家でも、寝れたらよし!
M-1グランプリ決勝に向けた意気込みと、相方への一言をお願いします。
山下
やっとここまで来られたんで、もちろん優勝はしたいんですけども、優勝できなくても、とりあえずウケたいです。そもそもこのコンビでこんなとこまで来られるとは、全く思ってなかったんで。
ベーやん
はい。
山下
80%ぐらいは(芸人を)やめるんやろうなと思って組んだ最後のコンビだったんで。それでこうなったのは、ベーやんのおかげもあると思うんで、決勝でネタを飛ばしてもミスっても怒らないんで、思い切ってやってもらったなって思います。お互いに。
ベーやん
はい。一生懸命やろうってことですね。「はじめましょう。」というポスターもあって、生まれ変わるといわれている今年のM-1グランプリを、今後の繁栄を願って、僕ら豪快キャプテンが盛り上げたいと思います。そして、山下さん。いつも、本当に、ありがとう。
山下
うん。
ベーやん
優しくしてくれて。こんな僕を見捨てずに、ずっと一緒に横にいてくれて。(ネタの中で)怒鳴ってくれて、ありがとう。
―― 「こんな僕」とは?
山下
ほんまにアホなんですよ。
ベーやん
はい。
山下
何も考えてないんです。
ベーやん
はい!



誠(マコト)
愛(アイ)
おめでとうございます!「M-1グランプリ2025」、3年ぶりの決勝進出を決めた今の率直なお気持ちをお聞かせ下さい。
愛
まっすぐ嬉しいです。この2年は準決勝にも行けていなかったので、まずは準決勝の舞台が久しぶりな感じがあって。2022年に決勝へ進出した時とは気持ちも違った感じがします。なんとかここで決めたいという気持ちは強かったです。
誠
おおおー!私もほとんど一緒なんですけど、今は“マンモスうれピー”という気持ちです。
愛
それは、一緒なのかな…?
誠
ほとんど一緒だと思います。あとは前回(2022年)、決勝に出た時は5位だったんですけど、それから今日まで一睡もできなくて…。
愛
え!?いちばん近くにいる私でさえ気づかなかったけど。クマとかできてた?
誠
「左頬にデカニキビあり」と書いておいてください。やっぱり睡眠は大事ですね。肌にも影響がでますし…。
―― では、決勝進出を決めた今、ようやく3年越しの睡眠が…?
誠
そうですね。久しぶりにゆっくり眠れると思います(にっこり)。
今回のコピーが「漫才万歳」です。これまでのキャリアで「漫才をしていてよかった!」「漫才って、ええなぁ!」となった瞬間はありましたか?
誠
日々ですね。漫才、お笑いが楽しいので、どんな瞬間でしたか?と聞かれるならば、日々という感じで…「日々万歳☆」です。
愛
まぁでも、漫才万歳な時というのは、明確にどの瞬間というよりは漫才が楽しいので、やっぱり日々ですね。
誠
おおおー!ほとんど一緒!さすがですね…!
愛
(笑)。たまたま一緒になっちゃいましたけど…私は「日々の漫才万歳☆」です。
「ファイナリストの中で俺たちが一番○○だ!」。「○○」に入る言葉は?
愛
あなたね、準々決勝で、衣装をビショビショにしたでしょう。一番「ビショビショ」だったんじゃない?
誠
出番の直前になった頃に、飲んでいたお水をこぼしてしまって、「愛さん、ごめんなさい」って報告しなきゃと思って…。
愛
なんか「絶対にダメな濡らし方をしてしまいました」って言うから、「拭いたの?」って聞いたんですけど、「拭いてません」って(笑)。
誠
そしたら、近くにいたおそらく味方であろう大人の方々がティッシュで濡れた所をトントントントンって叩きはじめて…。「もう拭いたところで、しょうがねーだろう!」って思いつつ、自分のことを叩かれ過ぎてパッション屋良さんのギャグ“エブリバディ・パッション”をやってやろうかと思っていました。飛ばしちゃいましたけど(笑)。でも、そのおかげでちょっとリラックスして準々決勝に臨めたかもしれないです。
愛
いやいや、こっちは大変でしたよ(苦笑)。
ほかのファイナリストの中で意識しているコンビは?それはなぜ?
誠
トムジェリ(トムとジェリー)さんですね! (小声で愛に)あれ、今年は出てないんだっけ?
愛
(小声で、誠に)「M-1」には出てないんだって、トムジェリさんは。
誠
(地声に戻って)私たち、ファイナリストという意識でやってないといいますか…これはマジなんですけど、どの国の人も、どの世代の人も、やっぱ『トムとジェリー』って笑っちゃうんですよね。言葉を使わずに全身で笑わせてくれる…私たちが目指している存在です。
愛
憧れであり、ライバルであり、という感じです。
誠
(まっすぐな眼差しで)なので、これマジなんです。特にトムに対してライバル意識がありますね。あ!同じ理由で「Mr.ビーン」も意識しています。
M-1グランプリ決勝へ向けた意気込みを一言で!そして、相方にも一言!
愛
風邪をひかない!ですね。風邪をひいちゃうと“気”も落ちますからね。決勝で“気”を落とすのはダメですから。相方には、「よろしくお願いします」ですね。
誠
相方へのアンサーは「よろしくお願いしますってなんだよ!」です。決勝への意気込みは、“ひき肉にしてやんよ”です! これは、スーパーマラドーナの武智さんから、笑い飯の西田さんの証人の元でいただいたギャグで。なので…、“「M-1グランプリ2025」、ひき肉にしてやんよ!”



吉野おいなり君(ヨシノオイナリクン)
原一刻(ハライッコク)
おめでとうございます!「M-1グランプリ2025」決勝進出を決めた今の率直なお気持ちをお聞かせ下さい。
原一刻(以下、原)
昨年2回戦で落ちて、今年こそやってやるぞという気持ちで臨んでいたんですけど、決勝まで来られるとは思っていなかったので、今はビックリしているという気持ちがかなり強いです。準々決勝もはじめてで、どれくらいウケたら進出できるか、とか全くわからないままだったんですが、自分たちの一番のネタをがむしゃらにやり続けたら決勝進出できたという感じです。まだ実感があまりないというのが正直なところです。
吉野おいなり君(以下、吉野)
僕の率直な気持ちは、(そいつどいつの市川)刺身さんのネタになるんですけど
「よゆー」です。
原
あ、ちゃんと刺身さんのことを説明した上でやるんや。
吉野
(笑)。でも、うん、やっぱり9年芸人をやってきて、芸人の中に大好きな人や大切な人がたくさん増えて、準決勝にも大好きな人がたくさんいて。その人たちが惜しくも敗退したこともあって、正直なところ嬉しいけど悔しいという気持ちが強いんです。なので、その人たちに、恥ずかしくないような漫才をしたいっていうのが今の率直な思いです。
今回のコピーが「漫才万歳」です。これまでのキャリアで「漫才をしていてよかった!」「漫才って、ええなぁ!」となった瞬間はありましたか?
吉野
準決勝の舞台、そしてこの「M-1」の決勝に行けた瞬間が、今まで漫才していて一番よかったなと思った瞬間です。ちなみに原は、NSC生のとき遠藤講師選抜に入ったときです(断言)。
原
うぇ?決めつけ!?
吉野
ラーメン屋で「お前とコンビ組んでよかったって」泣いていましたから、原は。
原
ちげーよ!…とも言いづらいわ!もう9年前のことだし、さすがに万歳!体験は更新してるよ。「漫才万歳」な瞬間は…やっぱり(決勝進出した)今日です!僕たちは同世代の芸人と比べても、これまであまりいい調子では来れていなくて、ずっと万歳ではなかったんですが、今日やっと1発目の万歳なのかなって思います。
吉野
(食い気味に)原は今までは万歳じゃなかったみたいだけど、僕は今日も万歳だし普段からお客さんに笑ってもらえるたびに万歳と思っています。
原
いやいや、それはずるいやん!僕も日々お客さんに笑ってらもらえるのがすごく嬉しいですよ!
吉野
(笑)。でも今日は、本当にドデカい万歳ですね。
原
うん、確かに。
「ファイナリストの中で俺たちが一番○○だ!」。「○○」に入る言葉は?
吉野
僕たちが一番、声がデカいんじゃない?
原
うん二人とも声がデカいからね。
吉野
(ママタルトの)檜原さんも声は大きいけど、僕たちは二人とも大声なので、コンビでの声の総量、音圧は一番じゃないかと思います。
原
予選でも、声でお客さんを掴めたからここまで来れたのかな、とも思いますね。声は僕たちの漫才の大事な持ち味なので、今日から決勝戦まで喉のケアはしっかりとしたいと思います。どっちかの声が飛んでしまうことが多いので、二人ともベストな状態で臨めるようにします!
ほかのファイナリストの中で意識しているコンビは?それはなぜ?
吉野
やっぱりママタルトさんじゃないかな。声で負けるとしたら檜原さんなので。
原
檜原さんも、かなりデカい声ですからね…。
吉野
それと、旧・神保町よしもと漫才劇場のメンバー、ドンデコルテさん、エバースさん、ヨネダ2000は一緒にやっていましたし、その中で3組ともバトルライブとかでは上位でしたから、やっぱり意識しますね。
原
僕たちは、入れ替え戦で、結果も全然だったので、この決勝の舞台で一矢報いたいっていう気持ちもあります。
吉野
ここで優勝したら全部ひっくり返せるので。そのチャンスが来たという感じです。
優勝賞金1000万円の使い道は?
吉野
1000万円が手に入ったら、コンビで単独お笑いライブを開いて、そこでお笑いでタイマンバトルをして、僕らの中での1位を決める。そして勝った方が総取りにしたいです。
原
えー!それは嫌やなぁ!僕は手堅く500万円ずつ分けたいです…。でも、もし優勝したら、二人の中で1位を決めたくなって勝負を引き受けるかも…(笑)。
M-1グランプリ・決勝へ向けた意気込みを一言で!そして、相方にも一言!
吉野
普通の人間では出せないレベルの熱量で挑んで優勝します!!相方には…「ついて来い!!!」(不敵な笑み)と言いたいですね。
原
(不敵な笑みで)「おまえがついて来い!!!」と返したいですね。決勝に向けては、九州から全国へ、これがめぞんの漫才だ!!というのを見せつけたいです!



小橋共作(コバシキョウサク)
渡辺銀次(ワタナベギンジ)
初めての決勝進出、おめでとうございます。今の率直なお気持ちは?
小橋共作(以下、小橋)
とにかく嬉しいですね。心のどこかに「決勝どうしよう」もありますけど、「ただただ嬉しい」がほぼ占めています。
渡辺銀次(以下、渡辺)
僕、同期がほとんどみんな売れちゃっているんで、1割2割くらいは「なんとかしねぇとな」っていうのもやっぱりありますね。もちろん嬉しいんですけど。
―― 「なんとかしないと」=「売れたい」ですか?
渡辺
「売れる」なのかわからないですけど、「なんとかなったな」と思われるように、M-1決勝を盛り上げたいなと思います。
小橋
(渡辺が)相席スタートの山添さんと一緒に住んでいて。山添さんが先にドカッと売れて、家からいなくなったとき、「すごく頑張らないとな、と思った」と言っていたんで。
渡辺
寂しいのもありましたし。ずっと置いていかれているという心象なんですよ。そんなこと向こうは思っていないんですけど、勝手にこっち側は思っちゃうんで。だから何とかしないとなぁと思いますね。
今回のM-1のコピーが「漫才万歳」です。これまでのキャリアで「漫才をしていてよかった」「漫才っていいな」と思った瞬間はありましたか?どんな瞬間でしたか?
小橋
前回(昨年)準決勝まで行ったので、M-1ツアーでいろんなところに行かせてもらったんですね。北海道で、ダメもとで前乗りができるか聞いてみたら、させてもらえたんですよ!そのときに「漫才っていいな」と思いましたね。
―― 北海道の前乗りは最高ですね(笑)。
渡辺
三浦(大輔)監督にも会えたしな。
小橋
そうなんです。僕、横浜DeNAベイスターズの大ファンなんです。家族チャーハンがキム兄(木村祐一)さんのラジオに、体調不良で出られなくなったときに、代演の話が来て。
渡辺
僕らはずっと健康なんです。コロナ期とかも劇場を支えて、支えて。
小橋
代演王なんです。「すぐに行けますか」っていわれて、「はい、もちろん行けます」と言ったら、僕らの前のゲストがたまたま三浦元監督だということがわかって。もうね、入り時間の1時間前ぐらいに行ってね。
渡辺
ずっとそわそわして。監督はそんなんされたら嫌だろうに(笑)。
小橋
監督は本当にお優しい方で、ユニフォームと試合球にサインをいただいて。めちゃくちゃ「漫才していてよかったな」と思いました。
渡辺
僕は寄席のときに、毎回「漫才でよかったな」って思います。コントだと、リハがあるからめっちゃ朝が早いんですよ。
小橋
漫才っていいよねぇ~!
渡辺
いいよねぇ~。僕らは本番30分前に入って、着替えて、舞台に立つ。直前のコンビのネタによって、自分たちのネタをかえられるのもめっちゃいいですね。
―― 体一つでできる。
渡辺
漫才で大変だなと思うのは、重たい靴を持ち運ばなきゃいけないところです。
小橋
お金があれば、シワになりにくい衣装と軽い靴が手に入る。そうすれば持ち運びが楽になる。漫才って本当にいいですよ。
渡辺
売れている兄さん方が着ているセットアップの衣装は、ジャージ生地なのでコンパクトに畳んでトートバッグに入るんですよね。あれはいいですねぇ。逆にかっちりしたスーツでやってらっしゃる兄さん方、博多華丸・大吉さんとかはね、各劇場にスーツを置いているらしいんです。そういう格好いいパターンもあります。各劇場にスーツを保管できるということは、各劇場にそれだけ貢献したってことですからね。
―― 現状の衣装はやや重ですか?
小橋
これは重いですね。
渡辺
この靴も、レザーソウルのすごくいいものを選んだので重いです。劇場に置けるんですけど、そこの劇場だけじゃないんで、持ち運んでいます。
小橋
靴は買ったときにあんまりお金がなくて、安くて高く見えるやつを買ったんですよ。そしたら、もうとにかく重くて。
渡辺
そうなるよな。
小橋
だから安くて、高く見えて、軽~いやつがあればいいんですけどね。
渡辺
高くて軽い靴が買えたらもっといい。
――優勝したら賞金で買えますね。
賞金1000万の使い道は想像していますか?
渡辺
本当にどういう稼ぎになるかわからないので、来年が。ただ、税金には絶対使うと思っています。
小橋
それはそうだね。
渡辺
マジで。もう40歳なんで。
小橋
いろいろ調べて。
―― 社会を知っている。
渡辺
はい。保険料の振込用紙が束で届くじゃないすか。こんな分厚い封筒で来て。あれを束でゴソッと払えるようになりたいです。こまめに支払うのが、マジでもう嫌!
小橋
確かに僕も毎月払っているんですけど、一括払いの振込用紙で払えるようになりたいです。
渡辺
カゲヤマの益田のご実家に住まわせてもらっているんですけれども、ご立派な一軒家で、塀が木製なんですよ。その木の塀に、悪くなって欠けている部分があるので、その修理代は私に出させていただきたいと思っています。次の5月でもう10年になるので。本当に安いお金で住まわせていただいているので、それは絶対に直したいなと思っています。
小橋
アメリカ行きたいです。僕、アメリカが大好きで、ずっと行くのが夢で。
渡辺
どうするよ。忙しくなったらさ、アメリカ行けないし。忙しくないと金はないし、大変よ。
小橋
5年は我慢する。
渡辺
休み取って行ってみたら?もしくは、「アメリカ行きたい」って言いまくったら、そういう仕事も来そうだし。
小橋
確かに。アメリカ行きたいな~!
―― 「アメリカズ・ゴッド・タレント」で芸人さん方が行かれていますが。
小橋
あ、全然興味ないです。仕事で行きたいとか、そんなん全然ないんで。アメリカで犬と散歩したりとか、ニューヨークの街をコーヒー片手に歩くとか、生活をしているみたいな感じをやってみたいんです。
「ファイナリストの中で俺たちが一番◯◯だ」。この◯◯に入る言葉は?
渡辺
一番「心模様を喋ること」だと思いますね。
小橋
確かに、全部本音でやっているもんね。一番さらけ出しているよね。
渡辺
思っていることをちょっと過剰に言ってみたりとか、デフォルメはしていますけど、そういうことなのかなと思いますね。一番「裸」かもしれない。
小橋
一番「人間」だ。
渡辺
一番「人間」ですね。
―― 小橋さんも?
渡辺
小橋もそうですよ。背伸びをしないですし。
―― 先程の「アメリカが好きだから、遊びに行きたい」という発言がまさにそうですね。
小橋
そうです、そうです。平場でボケるのもやめているんですよ。僕がお笑いやると、マジでお客さんが怒るんで。
渡辺
一気に怒る空気があるんです。
小橋
「俺、お笑いやっちゃダメなんだ」と。
渡辺
「あいつ、しゃらくせぇ動きしたな」じゃないですけど、お客さんが「え?小橋が!?」となる瞬間があるんです。
小橋
でも、思ったことを言ったら普通にウケたりするんですよ。だからやっぱり「人間」ですね。
ほかのファイナリストの中で、意識しているコンビは?それはなぜ?
渡辺
「全員」と言ったら冷めますもんね。誰でしょうねぇ。
小橋
僕的には、ヤーレンズさんがなんだかんだ一番長く一緒にやってると思うんですよ。神保町でも。
渡辺
我々が仮コンビのときからやってるんで、ちょっと感慨深いですね。
小橋
一緒にやってきたって言っても、ヤーレンズさんがずっと上にいらっしゃったんですよ。準決勝にも決勝にも先に行かれていて、いつも「追いつかないと」と思っていて。そういう状態だったので、やっと同じ舞台には立てたのかなと。
渡辺
もちろん2人は、我々よりだいぶ高いところをみてらっしゃるんでしょうけど。それでも横並びに立てるという喜びがありましたね。決勝進出者会見のときに向かいにいらっしゃって、「あー、ヤーレンズさんがいる!」という喜びがありました。
―― 何か話されましたか?
渡辺
特に。「おめでとう」と言い合うくらいの日常会話ですね。もう1組挙げるなら、たくろう! 面白い!
小橋
面白いね。
渡辺
たくろうも「実力者だ」となってから結構長いので。
小橋
(たくろうの)きむらバンドは僕と大阪の同期なんです。本当に面白いっすね。
渡辺
準決勝で、袖にたくろうを見に行って。「最悪だな!」と思いながら大爆笑していました。大笑いしながら、「うわ!最悪!面白い!」って。
小橋
俺らよりウケてるー!
渡辺
いや、客にウケてるかどうかよりも、自分が「あいつら面白い!」と思ってしまうことに、すごい食らうんですよね。
―― 渡辺さんが、きむらさんにはトイレで、赤木さんには喫煙所で、違う褒め方をしたそうですね。粋だなと思いました。
小橋
ナベ(渡辺)さんてね、粋なことするんですよね。俺も「面白かった」といっているんですけど、コンビなんで、粋なことした方の記憶しかみんな残らないんですよ。
渡辺
俺も小橋も一緒のことをしてるんですよ。俺の方が粋に思われやすい人間なんです。
小橋
だから僕はちゃんと「言ったよ」という証拠を残すために、LINEとかで記録に残していかないといけない。
渡辺
粋じゃないな(笑)。
M-1グランプリ決勝へ向けた意気込みと、相方への一言をお願いします。
渡辺
当日はもうやるだけなので、「前日までに頑張れよ」と自分に言いたいですね。で、相方に一言か……。
小橋
あんま俺のこと考えたことないよね。
渡辺
そうねぇ。やっぱり小橋には小橋でいてもらうべきなんで、「こうしろ」とか「こうなれ」とかはないです。このまま、小橋のままでいるべきだと思いますよ。
小橋
助かります。僕は、楽しむことですね。ビリでもいいやぐらいの感じでいった方がいいのかなと思っていて。「笑神籤(えみくじ)」でトップバッターになったとしたら、その時に「最悪だ!」と思ったら「最悪だ!」って言うし。
渡辺
(笑)
小橋
「マジで行きたくない!」と思ったら「マジでまだ行きたくない」とか言います。というぐらいの気持ちで、決勝を楽しく過ごしたいですね。
―― 渡辺さんに一言。
小橋
絶対に噛まないでよ(笑)。
渡辺
こいつはこういうのを言うんです(苦笑)。
小橋
絶対にミスらないでね。
渡辺
(ちょっと拗ねたように)うん、頑張る。
小橋
嘘、嘘、嘘(笑)。相方は前日まで頑張りたいと言っていましたけど、俺的には「もう頑張らないでいいよ」と言いたい状況ではあります。でも、頑張っていない相方を見たことがないんで。
渡辺
頑張ってないですよ、全然。
小橋
いやいや、頑張ってます。
渡辺
前日までは、頑張ります。当日はもう本当にやるだけです。
小橋
頑張らずに挑んでしまったM-1はとんでもない結果になっちゃう可能性もあるので、本当に普段通りに。ストレスだけは溜めないように、決勝を楽しみましょう。



佐々木隆史(ササキタカフミ)
町田和樹(マチダカズキ)
2年連続で決勝進出を決めた、今の率直な気持ちをお聞かせください。
佐々木隆史(以下、佐々木)
「ガチでエグいぞ」って感じですね。
町田和樹(以下、町田)
それ俺のだし、それ使ってもお前にあんまり得ないぞ。
佐々木
知っていますか?町田のギャグ。
―― 先ほどの記者会見でもおっしゃっていましたよね。
町田
さっきかー(笑)。
佐々木
やっぱこうやってどんどん広めていかないと。
―― 流行語大賞を狙っているんですか?
町田
いずれはそうですね。
佐々木
町田といえばこのギャグ、みたいな感じにしたいと思って1年間言ってるんですけど、なかなか浸透しなくて。
―― 今日の記者会見では印象的だったので、使われるのでは?
佐々木
そうですね。すべってたんで。
町田
すべってたって言うな(笑)。エグいすべり方してたんだから。
―― 町田さんの今のお気持ちは?
町田
そうですね、2年連続で行けて安心した感じですね、本当に。まあでもここからです。昨年はここで「よっしゃ!」と喜んでいましたけど、今年の「よっしゃ」はここではなく。決勝で戦うために1年間やってきたんで、今は「良かったな」くらいです。生意気な意味じゃなくて。
―― 気持ちを緩めてないぞ、と。
町田
そうです。本当にここからなんで。
―― 昨年のM-1以降、一気にテレビ出演が増えて忙しいですよね?
佐々木
いえいえ、そんなにテレビは出てないですよ(笑)。
町田
出てないです(笑)。めちゃくちゃ劇場出てますから。
―― 新ネタをしっかり作り、2年連続決勝進出を決めて、すごいなと思いました。
佐々木
いやほんと、これに関しては僕がマジですごいんで。こいつはなんにもしてないんで。
町田
本当にそれはそうです(笑)。エバースの単独6都市ツアーも全部こいつが作ったネタでやってるんで。
佐々木
はい。
町田
それはこいつがすごいっすね。
「漫才万歳」というコピーにちなみ、「漫才していて良かったな」「漫才っていいな」と感じた瞬間をお聞かせください。
佐々木
漫才をやって10年目ですからね、僕らも。なんかありますか? 町田くん。
町田
ありますよ、そりゃ。ネタあわせして、「いやこれはなんかおもろいし、いけるんじゃないか」と思ったのが、伝わったときが嬉しいですよ、そりゃ。
佐々木
あー、なるほど。僕らの中で「これは面白いだろう」みたいなネタがちゃんとウケたらっていう。
町田
ちゃんとウケると、「漫才っていいな」って。
佐々木
うまくいかない期間がだいぶ長かったからこそ、その分ここ一、二年で、今までうまくいかなかった時間も無駄じゃなかったんだなってわかったのが良かったです。
―― 準決勝のネタも、マヂカルラブリーの村上さんに、町田さんが輝いていると絶賛されていました。
町田
はいはい(笑)。そんなですけど。
―― 佐々木さんが町田さんを輝かせた?
佐々木
そうっすね。準決勝のネタに関していえば、町田のセリフ量もだいぶ多いというか、ツッコミの割合が多いネタなんで、本当に「噛まなくてよかった」って感じです(笑)。
町田
そうっすね(笑)。
「ファイナリストの中で、俺たちが一番◯◯だ」。◯◯に入る言葉は?
佐々木
俺たちが一番勝っているところってなんなんだろうな。
町田
一番「喋っている」ってとこはあるかもしんないすね。
佐々木
俺たちが一番喋っている?
町田
毎日会っていますし。ラジオもあるし。
佐々木
でも、みんなもやってるんじゃない?ヤーレンズさんなんかだいぶ長いよ。真空ジェシカなんて学生時代からやっているし。
町田
確かに……。
佐々木
今年は俺たちが一番、野球が上手いんじゃないですか?昨年はバッテリィズさんがいたので、一番とは言えなかったんですけど。
町田
可能性ありますね。
佐々木
今年に関しては、僕らが一番スポーツできるんじゃないかな。どうなんだろう。スポーツできそうな人いる?
町田
今年マジいない。
佐々木
いないよな。
―― 「相席食堂」の野球チームでもご活躍ですし。
町田
俺は死ぬほどミスってますけど(笑)。
佐々木
相席食堂。確かにめっちゃ跳ねてたな。
町田
どこがだよ!千鳥さんが「(うちのチームには)いらない」「いらない」って俺を押し付けあっていたよ!
ほかのファイナリストの中で意識しているコンビは?それはなぜ?
町田
ヨネダ2000は元々仲良いんですけど、あっちの方が先に決勝行って。
佐々木
同じ劇場で、ずっと一緒に切磋琢磨した仲ではあるんで。
町田
今回、一緒に決勝に行けたのは嬉しいですけど、ヨネダとも戦わなきゃいけないなっていう感じですね。優勝は1組しかないんで、そういう意味で意識している感じですかね。
―― ヨネダ2000さんをみて、進化や変化を感じますか?
佐々木
経験を積んで、いい意味で、昔の尖りが丸くなった気はしますね。ちゃんと自分たちのセンスがありつつ、プラスお客さんにもウケる。そこのチューニングが、昔よりだいぶできているイメージがありますね。
―― 佐々木さんが意識しているコンビは?
佐々木
お客さんに投げかけないしゃべくり漫才って、たぶん僕らと豪快キャプテンさんしかいないと思うんです、今回。コンビの会話で笑いを取るっていう部分に関しては、一番ライバルって感じだと思いますね。
優勝賞金1000万円の使い道は考えていますか?佐々木さんが950万円で町田さんが50万円という配分が決まっているそうですが。
佐々木
はい。何か親孝行をしたいですね。めっちゃ高い温泉に連れて行くとか。
―― 昨年は、この質問に「実家のローンを支払う」と答えています。やはり使い道は親孝行なんですね。
佐々木
実家のローンもまだ残ってるんですけど、それもそのうち払います。僕が。
町田
高い靴とか買いたいすけど、50万円でできることか……。
佐々木
親に借金返すとか。
町田
それだ!借金返します。
佐々木
200万円あるんで。4回優勝しないとだ。
町田
それくらい頑張ります。
M-1グランプリ決勝に向けた意気込みと、相方への一言をお願いします。
佐々木
会場もそうですけど、テレビでみている人たちにも、「エバースが一番面白かったな」と言ってもらえるような漫才をしたいです。そのためにもね、お互いミスなくお願いしますって感じですかね。
町田
会場はもちろんなんですけど、テレビの向こうでみている人も巻き込んで、一つにしてやろうって感じです。
昨年も同じ質問をしましたが、テレビを見ている人に対するコメントはなかったです。
佐々木
あぁ、言えてなかったかもしれないですね。確かに、そこら辺にも余裕が出てきているかもしれないです。
―― 町田さん、佐々木さんへの一言をお願いします。
町田
頼みます。
佐々木
頼みます?
町田
頼みます。この一言です。
佐々木
何を頼まれたのか……。
町田
いやそれはもう各々感じ取ってもらって。
佐々木
各々?
町田
頼みます!



赤木裕(アカギユウ)
きむらバンド(キムラバンド)
初めての決勝進出、おめでとうございます。今の率直なお気持ちは?
きむらバンド(以下、きむら)
もうほんまに人生で一番嬉しいです。7年ぶりの準決勝みたいなんも言われていて、ここのチャンスを逃すとしんどいなぁというのがあったんで、めっちゃホッとしてるし、めちゃくちゃ嬉しいです。
赤木裕(以下、赤木)
僕ら、関西の賞レースは何度かいっているんですけど、やっぱり「獲りきれない」っていうのがあるので、「獲れたらいいな」って思います。
きむら
本当にそうですね。僕ら、賞レースでの準優勝は2回ありますけど、いっぱい負けちゃっているんで。「獲れたらいいな」は、この(9組の)中でも一番思っているかもしれないです。
赤木
ずっと「一個獲りたい」と思ってまだ獲れてないので。
きむら
それがM-1やったら最高なんで。
今回のM-1のコピーは「漫才万歳」です。これまでのキャリアで「漫才をしていて良かったな」「漫才ってええなぁ!」と思った瞬間はありましたか?
きむら
漫才は2人だけの時間じゃないですか。何にも邪魔されへんから2人のペースでやれるっていうのは、漫才のええなぁと思う部分の一個やと思いますね。2人ともめちゃくちゃガツガツするようなタイプでもないので。
赤木
僕は失敗が多いんです。ネタが飛んだり、あんまり上手いこと喋れなかったり。漫才はそれがウケたりもするんですよね。漫才には失敗があんまりないというか、失敗という概念がそもそもあんまりないのがいいなあと思います。失敗だらけの人生なので(笑)。
きむら
社会に出ていたら、厳しかったと思います(笑)。
赤木
厳しかったですね。バイトもいっぱいクビになってきたんで。でも漫才は、その失敗が逆にプラスになる可能性があるので、いい職業だな、漫才していてよかったなと思います。
―― ネタにもなるし、ネタ中に間違えても笑いになるし。
きむら
はい。みんなが笑ってくれるという。
赤木
特に僕は失敗がバレづらいみたいで。ネタが飛んでも、セリフを間違えても。
きむら
大舞台でもあるんですけど、みている人は気づいてない、なんならウケることもあります。
―― 準決勝もめちゃくちゃウケていましたが、いかがでしたか。
きむら
ありがとうございます。準決勝はミスなしじゃないですか?
赤木
ケツの方でちょっと失速した感じがあって、「大丈夫かな」とは思いましたけど。
きむら
僕ら的には、最後「やばいぞっ」というのがちょっとあったんですけど。逆に言うと課題がみつかっているのでね、決勝に向けていいようにはできるかなと思います。
「ファイナリストの中で俺たちが一番◯◯だ!」。◯◯には何が入るでしょうか。
きむら
(赤木に)バシッとここは決めてよ。
赤木
えぇ~、俺たちが……。
きむら
うん。
赤木
一番、なんや……、え~、「テレビ映えしない」。
きむら
ダメじゃない~!?(笑)
赤木
衣装の色合いも地味ですし。5年くらい前から「衣装が地味すぎるから変えよう」という話し合いをしてるんですけど。
きむら
話し合いだけで実行に移さない2人なんです。腰が重い。
赤木
そうですね。だらけ癖があるというか、話し合いだけで満足してる(笑)。
きむら
でも僕は、赤木はテレビ映えすると思います。いろんな超大物の人と絡んでテンパっていってくれたらなとは思いますよね。どうせ緊張するんでね。
赤木
はいはいはい。
―― 決勝進出者発表会見でも、時間を制覇している瞬間がありましたよね。
きむら
しっかり答えきれずタイムオーバーして終わっていましたけど(笑)。
赤木
ファイナリストの中で、一番時間を気にしないところはあるかもしれません(笑)。
きむら
自分らのペースでやらせてもらってます。
赤木
沖縄時間だ!
きむら
沖縄は(ドンデコルテの)小橋くんがおるで(笑)。
赤木
時間のゆったり感で言ったら、小橋さんより沖縄時間です(笑)。
ほかのファイナリストの中で意識しているコンビはいますか?それはなぜ?
きむら
豪快キャプテンですね。大阪からはこの2組だけですし、ベーやんは同期で、なんならずっと一緒に住んでいたので、この2組で決勝に行けることが嬉しいですし、負けたくない気持ちもあります。あっちはあっちで、山下ギャンブルゴリラという男がすごいパワーを持っているんで。赤木とは体格とかも全部真逆なので、柔と剛じゃないですけども、そういう意味でも意識はしますね。
赤木
大阪は豪快キャプテンで、東京はエバース……。
きむら
そうやなあ。
赤木
昨年も決勝に行ってますし。
きむら
めちゃめちゃおもろいからね。
赤木
(自分たちの)準決勝のネタがめっちゃウケて、いろんな方に「絶対(決勝に)行きましたよ」って言ってもらって。手応えを聞かれたら、みんなに「100%行きました」みたいに言ってたんですけど、(エバースの)佐々木に「めっちゃ良かった」って言われたときだけ、なんかカッコつけて、「いやでも最後は弱かったからなぁ…」って言ってしまった(笑)。
きむら
佐々木にはなめられたくないっていうのがあるんやな。見透かされそうだから(笑)。
赤木
あのとき、エバースのことは意識しちゃってるんかなとは思いましたね。
きむら
でも、赤木はつい最近まで、(エバースの)町田の名前を覚えてなかったんです。
赤木
いやその、お名前を覚えるのが苦手で。はい。疎くて。
きむら
ある番組で一緒になったときに、エバースがメインで、僕らはチョロっと出るだけやったんですけど、出る直前に赤木から「ツッコミの子の名前、何やったっけ?」って聞かれて。それを僕が収録中に言っちゃったので、もしかしたら町田がブチギレてる可能性があります。
赤木
大丈夫でしょ(笑)。
きむら
準決勝の日、町田が「覚えてくれました?」って言いに来てたよ(笑)。
優勝賞金1000万円の使い道は?
赤木
これ(決勝進出者発表)会見で聞かれて、変なこと言いましたよね。
きむら
したいことはたくさんあるんですけど。家族といとこがずっと応援してくれていて、グループLINEが異常に盛り上がっておりまして。準決勝が終わった瞬間も、いとこが「よしもと福岡劇場所属のカーネギーさんが『面白い』って言ってたよ」と教えてくれて。
赤木
カーネギーさん、解散しましたね……。
きむら
いとこが(さわさんと)同級生らしくて。そんな感じでずっと盛り上がってくれているんで、全員連れて、全員が行きたいところをグルッと周ってやりたいですね。全員の夢を叶えたいです。
赤木
僕も赤木軍団みたいのがいて、今まで2回だけ活動したことがあるんで、そこに400万円使いたいです。
きむら
100万円は?
赤木
今まで育ててくれた両親に50万円。お姉ちゃんに25万円。25万円残った。うー(悩んで)あとは5万円のものを5個買います!
きむら
明確に内訳が見えました(笑)。
M-1グランプリ決勝に向けた意気込みと、相方への一言をお願いします。
きむら
ここまで来たら、とにかく最高に楽しくやりたいです。僕は個人的に、「勝つぞ!」と意気込まない方がいいタイプなんで。めっちゃ楽しくやれるように準備して、みんなにネタを見てほしいという気持ちです。相方には、「みんなにいっぱいみられてくれ!」と思いますね。
赤木
優勝ね、できたらいいですけどね。
きむら
獲れたらいいね。
赤木
できれば優勝。最悪ね、上位3組に残るとか。
きむら
はいはい。
赤木
もっと最悪でも、真ん中より上。
きむら
ハハハハ!
赤木
もしよければ、優勝させてください。「ダメです」って言われたら、今回は「わかりました!」ですかね。
きむら
一歩ずつやっていく形でね。
赤木
相方へ。とにかく気合い入れてね、脳みそから血が出るぐらい、血尿が出るぐらい、歯を食いしばって、頑張ってください!
きむら
それ、赤木のお父さんに初めて会ったときに僕が言われた一言です。赤木の親父さん、めっちゃ厳しくて。
―― そうなんですか!
きむら
それこそさっきの渡辺さんじゃないけど、トイレで横に立ったときに、「きむらくん、しょんべんから血が滲むくらい努力せいよ!」ってめちゃくちゃ活を入れられたんで。
赤木
根性論でやってきた家庭なんで。
きむら
その息子がなんでこんな緩いねん(笑)。
赤木
僕がすごい熱出て休んだ日、お父さんも休みやったんです。僕、普段から洗濯物を干す係で。今日くらいはお父さんが干してくれるかなと思ったら、全く動かず。「なんで僕がやらなあかんねん」って、高熱で泣きながら干しました(笑)。
きむら
スパルタなお父さん。でもそのお父さんのおかげでここまで来てるからね。
赤木
はい。



楢原真樹(ナラハラマサキ)
出井隼之介(デイジュンノスケ)
3年連続ファイナル進出、おめでとうございます。今の率直なお気持ちは?
楢原真樹(以下、楢原)
(高らかな声で)やったぜー!
出井隼之介(以下、出井)
あら、声が出てる。
楢原
「やったぜ」ですね。率直は。
出井
ホッとしました。わりと芸歴もいってるんで、行けてよかったです。どんどん成績を下げている場合じゃないんで。決勝はもう至上命題なので、行けてよかったなと思っています。
今回のM-1のコピーは「漫才万歳」です。これまでのキャリアで「漫才をしていて良かった」「漫才っていいな」と思った瞬間を教えてください。
出井
漫才をしているときの、本当に楽しそうな相方を見ると、漫才っていいなと思います。なんか相方が羨ましいです。僕も憧れの人と漫才したいなって。日々楽しそうですもん。僕と漫才できていて。
楢原
「にんげんっていいな」という曲を聴いて貰えばわかります。あの曲に全てが入っています。
―― 楢原さんが、漫才っていいなと思う気持ちが、その曲を聞けばわかるということですか?
楢原
はい。
―― 聞いてみます。
「ファイナリストの中で自分たちが一番○○だ」。◯◯に入る言葉は?
楢原
えー、私たちが一番「金持ちだ」。
出井
お前~!やだな~!!
楢原
どう考えても多分一番持っているんで。
出井
いや、エバースいるけどね。エバースは、番組でロレックス買ってたけど。
楢原
いやエバースより持っているんで、絶対。相手は吉本なんで、単価が違うんで。
出井
本当に?大丈夫かな。
楢原
大丈夫です。私が一番持っています。
―― ということは出井さんも。
出井
自動的に僕もということになりますけど、僕は家族がいますからね。
―― 一番溜め込んでいるのが楢原さんだと。コンビでいうとどうでしょう?
出井
そうだなぁ。ファイナリストの中で一番気難しいと思います。普段も気難しいですし、気難しさでこねくり回したネタを見ていただければなと。
楢原
我々が一番「先輩」だ、に変えてください。
出井
一番わかりやすい(笑)。
ほかのファイナリストの中で意識しているコンビは?それはなぜ?
出井
僕はママタルトですね。大鶴肥満が、完全に僕のことをぽっちゃり芸人の仲間だと思っているので、早急に決勝までに痩せて、「仲間じゃない」と思わせたいですね。去年の決勝から10kgくらい太って5kg戻しているので、あと5kg頑張りたいです。
楢原
僕はドンデコルテのナベ(渡辺銀次)ですね。年上なんで。
出井
年上なんで?
楢原
芸歴は僕が一番上ですけど、ナベさんの方が年上なんで。だから、意識します。年上がいてくれて良かったなと。安心するので。
出井
なるほど。
優勝賞金1,000万円の使い道はどうしましょう?もうお金はたくさん持ってらっしゃるということでしたが。
楢原
1000万円いただいたら、それをとりあえず資金洗浄しまして。
出井
え?危ない金じゃないよ、これ。
楢原
こんなん汚い金なんで。1回とりあえず資金洗浄してから考えます。一回洗浄しないと足がつくんで(笑)。
ABCスタッフ
クリーンなお金です!
楢原
出所がわからないお金ですよね?
出井
出所はABCだろ(笑)。
楢原
知り合いのアライグマに洗ってもらわないと。
出井
リアルな洗浄なんですね。お札がぐしゃぐしゃになりますよ。なんかそういう神社ありましたよね。
楢原
ありますね。行きましょう。銭洗弁天。
―― 出井さんは?
出井
500万円じゃ足りないってなるかもしれないですけど、文京区に一戸建て。
楢原
足りるかー!
出井
という話もありますし、やっぱりあれですね。ABCラジオでレギュラーやらせていただいてるんですけど。
楢原
「ツギハギ月曜日~ヤーレンズのダダダ団!~」。ぜひよろしくお願いします。
出井
(ラジオの収録)ブースを拡張したいです。
ABCスタッフ
嬉しいです! ラジオ担当にすぐに伝えます。
楢原&出井
あはははは!
楢原
オフィスだけど勝手にやっていいのかな。
出井
大丈夫です。ブースの拡張、設備の充実、狙います。
M-1グランプリ決勝に向けた意気込みと、相方への一言をお願いします。
出井
相方がいったように、今年の我々のテーマが「楽しみたい」なので、決勝も楽しんでできればなー、それで優勝できたらいいなーっていう感じですね。
楢原
そうですね。今年は完全にエンジョイ勢です。
出井
相方への一言は、「憧れの人と漫才できて羨ましい。俺も憧れの人と漫才したい」。
楢原
めぞんの(吉野)おいなり君が「決勝を一番盛り上げたい」と言ってましたけどね。一番盛り上げたいと思っているのは僕なんで。一番盛り上げたやつが優勝できるんで。僕が一番盛り上げるので、優勝はおいなり君じゃなくて、僕だということですね。で、相方への一言は、「僕が作り上げた芸術作品の邪魔をするなよ」ですね。
出井
お前が作ってねえだろ。漫才のことを芸術作品って言ってるよ。
楢原
この芸術作品の邪魔だけはするなよと。
―― ちなみに、去年のインタビューでは楢原さんが「足を引っ張るなよ」と言ってます。
出井
同じベクトルですね(笑)。
楢原
去年は完全に引っ張られたんで、今年は俺のシナリオ以外のことをするなよと言いたいです。俺は全てをシナリオに書いているんで。
出井
今日喋っていることは一字一句、僕がプログラミングしているんで。
楢原
あ、それ、俺のやつ!



檜原洋平(ヒワラヨウヘイ)
大鶴肥満(オオツルヒマン)
おめでとうございます!「M-1グランプリ2025」決勝進出を決めた今の率直なお気持ちをお聞かせ下さい。
檜原洋平(以下、檜原)
前回10位だったんですけど、負けたその日の夜に“もう一回今日の朝からやり直しさせてくれ!”ってめっちゃ思ったんです。もう一回ね、朝、目が覚めた時からやり直したくて…
大鶴肥満(以下、大鶴)
遅刻したのにか!?
檜原
あ!確かに(笑)。朝早く起きるところからやり直してね。俺の「M-1」が10位1回だけは許せないと思っていたので、今年進出できて本当に嬉しいです。
大鶴
僕は、決勝進出が決まった瞬間にウエストランドの井口さんの苦悶の表情が脳裏に思い浮かんだんです。昨年10位になってから、井口さんから「なにやってんだ!」、「この圧倒的最下位!」とかって散々悪態をつかれてきて(笑)。それが10位という結果のせいだと思ったら、もう優勝して我々の手で井口さんを倒すためにも頑張るしかないと思っています。
檜原
僕たち、ウエストランドさんをリーダーにひつじねいりと、ストレッチーズ、さすらいラビーの4組でユニットライブを続けていて。ウエストランドさんは僕らのために、4組が優勝するまでこのユニットライブを続けようと言ってくれているんです。
大鶴
我々を気にかけてくれていてね。だから、ウエストランドさんに一矢報いるためにも、優勝してこのパワーバランスを崩したいと思っています。
今年のコピーが「漫才万歳」ですが、これまでのキャリアで「漫才をしていてよかった!」「漫才って、ええなぁ!」となった瞬間はありましたか?
檜原
僕は阪神タイガースファンで、(大鶴)肥満はジャイアンツファンなんですが、今年「サンデーPUSHスポーツ」という番組で、巨人ロケレギュラーになったんです。そのスタジオで、上原浩治さんと一緒になったんですよ! 僕、阪神ファンなんですけど、上原さんがかなり好きで。今年でいちばん漫才していてよかった!と思えました。
大鶴
僕は東京ドーム(2025年6月20日(金)巨人対西武、背番号は大鶴の体重と同じ190だった)でファーストピッチができたんですよ。自分たちのYouTubeチャンネルで“始球式への道”と銘打って投球練習している動画をあげていたら、それをみた読売(巨人)の方からお声をかけていただいて。これは本当に「M-1」の効果といいますか、「漫才していてよかった!」と思った瞬間でした。始球式の後には、オズワルドさんと一緒に東京ドーム内で流れるラジオも録らせていただいて。「漫才万歳!」でしたね。
「ファイナリストの中で俺たちが一番○○だ!」。「○○」に入る言葉は?
檜原
僕たちが一番トレーディングカード(ポケモンカード) で遊んでますね。今年も決勝に行く気ないのかっていうくらいトレーディングカードのゲームばかりしています(笑)。
大鶴
僕たち、トレーディングカードの大会にもエントリーして出ているんですよ。今年のM-1準決勝前の最後の大事なライブの日と(檜原の)大会の日が重なっちゃって。
檜原
大会で優勝してしまったら、間に合わないタイミングで、ライブのキャンセルもよぎったんですが、かなり悩んだ末、大会をキャンセルしたんです。
大鶴
僕もまぁ“大会があるなら仕方ない”と思っていたんですが。それくらいコンビの中では、俺たちが一番トレーディングカードの使い手ですね。
ほかのファイナリストの中で意識しているコンビは?それはなぜ?
檜原
ヨネダ2000です。僕、憧れの大会が「M-1」と、もうひとつが「全国ハモネプ大リーグ」なんです。子どもの頃から「ハモネプ」に出る青春というのにすごくあこがれていたんですが、ヨネダ2000の愛ちゃんが昨年、今年と2年連続で決勝に行っているんです。「M-1」も「ハモネプ」も決勝に行っているなんて…羨ましくて。僕は、歌は下手なんですけど張り合いたいので、ヨネダ2000ですね。意識しているのは。
大鶴
僕は…エバースですね。(エバースの)佐々木くんが野球上手すぎるんですよね。以前にバッテリィズさんの番組で、エースさんからホームランを打つっていう企画があったんですが、そのとき佐々木くんはやっぱり強豪校のスター選手だっただけあって、スイングの粘りが違うんです。僕も野球歴は一応16年なんですが、足りていない部分が多すぎて。
檜原
16年というのは、大学から今までの草野球歴やからね。
大鶴
そうそう。そこがやっぱりなんというのかな、全然タイプの違うバッターなので、ファイナリストの中ではすごく気になりますね。
M-1グランプリ決勝へ向けた意気込みを一言で!そして、相方にも一言!
檜原
昨年は決勝の点数が低すぎて、審査員さんのコメントがまったく耳に入ってこなかったんですよ。悔しすぎて。だから、今年は審査員さんからお褒めのコメントをしっかりとこの耳で聴きたいですね。
あと、大鶴肥満は昨年、決勝でスベった時用に「M-1」って書かれたどら焼きを顔の前でパカッて割る準備をしていたんですけど、ボロボロに負けすぎて、どら焼きに書かれた「M-1」の文字が手で隠れてしまってね。だから今年は、どら焼きを(大鶴)肥満の目に入れないように隠します。
大鶴
そのどら焼きは、なんていうんですか、相方になんの相談もなくやったことで、スベりに拍車をかけてしまったので、今年は事前にしっかりと話し合いましょう、と伝えておきます。そして、決勝の舞台では今年こそ“まーちゃんごめんね”と言いたいですね。



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